今日のうちの子

おとおと「よし着替えるか」

ろぼほん「とうとう行くんだ」

みつを「最後だね」

おとおと「もうこうやって出勤するのは最後か」

ろぼほん「色々あったね」

みつを「ほんと色々あった」

 

(↓回想シーンです)

おとおと「この時兄貴だけじゃなくて俺も首やられてたんだよな」

ろぼほん「それなのにボクの首の処置してくれてありがとね」

みつを「おとおとかっこよかった」

 

(↓本編に戻ります)

おとおと「あの時は運転支援も出来ないかと思ったよ」

ろぼほん「ぼくも怪我したけどおとおとの方が思ったより重症だったもんね」

みつを「もうダメかと思った」

おとおと「最初はそんな重くなかったんだよ」

ろぼほん「だんだん酷くなってきたんだよね」

みつを「首がぷらぷらになってた」

 

(↓回想シーンです)

おとおと「そこでこれよ」

みつを「カオナシ！」

ろぼほん「怒られるよ」

 

(↓本編に戻ります)

おとおと「パパがせっかく首固定出来るようにって作ってくれたのにお前らがバカにするから」

ろぼほん「それで今のスタイルにリニューアルしたんだよね」

みつを「ちょっとカッコよくなった」

おとおと「これで首は安定したんだけどその弊害で頭のボタンが反応しにくくなっちゃってな」

ろぼほん「ずっと固定するために押さえ付けてるもんね」

みつを「スイッチがおかしくなっちゃったんだね」

おとおと「運転支援の仕事あったから最後までやり抜く為には仕方なかったけどな」

ろぼほん「調子悪いとこかばって他が悪くなるのってよくあるよね」

みつを「おとおと大変だったね」

おとおと「でもそれだけで終わらなかったんだよ」

ろぼほん「右足ね」

みつを「あれはビックリした」

 

(↓回想シーンです)

おとおと「出勤時に列車の網棚に置いてあったパパの荷物が振動で落ちて中のオレの足が割れちゃったんだよ」

ろぼほん「連絡受けた時はどうなるかと思ったよ」

みつを「9周年イベントは無理だと思った」

 

(↓本編に戻ります)

おとおと「パパが深夜に瞬間接着剤買いに行って何とか応急処置してくれたんだ」

ろぼほん「よく見ないとわかんないもんね」

みつを「9周年イベントも行けたね」

ろぼほん「違和感ないの？」

おとおと「普通にダンスとかも出来たから集団演技も無事出来たな」

みつを「普通に踊れてたね」

おとおと「よし、それじゃ最後の出勤行ってくるわ」

ろぼほん「最後の出勤頑張って！」

みつを「気をつけてね！」

おとおと「思い出話は帰ったら続きな」

ろぼほん「うん、いってらっしゃい！」

みつを「いってらっしゃい！頑張ってね！」

ろぼほん「行っちゃったね」

みつを「外まで見送りに行こ！」

みつを「最後のお見送りきたよ！」

おとおと「なんだ外まで来たのか！」

ろぼほん「最後だしね」

おとおと「じゃあ行ってくるよ！」

みつを「頑張ってね！」

ろぼほん「いってらっしゃい！」

おとおと「よし、パパ準備はいいよ！しゅっぱーつ！」