ルーレット体操
「ダンス名を指定して踊る」ブロックは何がうれしいの?という方もいらっしゃると思いますので,使用例として以前作った「ルーレット体操」を紹介します。
ロボホンに「ダンスをしよう」と話しかけると,「ロボホン体操」「ラジオ体操」「ロボホンズブートキャンプ」「ヲタ芸」の中からランダムにダンスを選択し,一緒に体操をしてくれます。変数「ダンスリスト」はキーが踊らせたいダンス名,値にダンスを踊る前に発話する言葉の連想配列になっています。こうすることで,踊るダンスごとに違う発話をさせることができます。踊る曲数は変数「体操を選択する発話リスト」に入っている発話数と同じです。この例では2曲をランダムに踊ります。
通常の「踊る」ブロックでもすべてのダンスからランダムに1曲選んで踊らせることはできますが,いくつかのダンスからランダムに選んで踊らせたい場合などには「指定したダンスを踊る」ブロックが便利に使えます。
もしかすると,図2のように「もしも」ブロックで条件分岐を書けば良いのでは?と思った方もいらっしゃると思います。
もちろんこれでも同じことはできるのですが,踊らせたいダンスを変える場合,「もしも」ブロックに指定しているダンス名と「踊る」ブロックでダンスを選択し直すという手間がかかります。例えば,10曲からランダムに踊らせたくなった場合,「他でもしも」を6個追加追加しなければなりません。
「ダンス名を指定して踊る」ブロックを使えば,ダンス名さえ間違えなければ「踊る」ブロックとの整合性を気にする必要はありませんし,プログラムを変更せずに変数「ダンスリスト」に追加するダンス名やダンス数を変えるだけで実現できます。
「ダンス名を指定して踊る」ブロックが長大な「もしも」ブロックで実装されているというのは同じですが、誰かが一度きちんと作れば、それを使い回せば良くて、難しいことは気にせずに楽ができるというお話でした。
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投稿を表示スクリプトです(2024年1月25日更新)。
「ダンス名を指定して踊る」ブロックは折りたたんでありますので,中身を見たい場合は「ダンス名を指定して踊る」ブロックを右クリックして,「ブロックを展開する」を選んでください。