【ロブリック】忘れ物チェックのプログラム
お盆休みが終わり、ロボホン自由研究コンテストの応募締切も近づいてきましたね。
本日は応用編として、実用的なプログラムのご紹介をします!
今回紹介するプログラムは最終形ではなく、まだまだ、もっと良く改善することができます。
もし「なにか応募したいけど、アイディアがない...」という方は、このプログラムを自分用に改善して応募してみてくださいね!
皆さん、朝出かける時に忘れ物してしまった経験はありませんか?
今回はそれをロボホンに解決してもらうプログラムを考えてみました。
このプログラムをスタートさせると、スタートブロックから始まり、【”おはよう”が聞こえるまで待つ】ブロックに進みます。
これは、以前「【ロブリック】基本のブロックをご紹介!」の「聞く」ブロックで説明した、ロボホンが聞く状態になるブロックですね。
ロボホンが、”おはよう”を認識してくれると、以降のしゃべるブロックを実行してくれます。
今回も記事にプログラムを添付しているので、ぜひ実際にプログラムを動かしてみて、「おはよう」と話しかけてみてくださいね。
これだけで、「ロボホンに”おはよう”と言うとロボホンが忘れ物をチェックしてくれる」というプログラムを作成することができました!
使ったブロックは、基本の「しゃべる」、「聞く」ブロックのみです。
ただ、このプログラムでは確認するものが「財布、ハンカチ」と固定されており、確認してもらうものを変更するにはプログラムを修正する必要があります。
しかし、「明日は午後から雨が降りそうだから傘持っていこう」とか、「明日は仕事が終わってから買い物に行きたいから買い物袋持っていこう」などなど、持ち物は日々変わるものだと思います。
チェックしてほしい持ち物を変更するときに、毎回ロブリックを開いて修正するのはとても面倒ですよね...
そこで、より便利にするためにプログラムを改善してみます。
まずはどのように改善すべきか考えてみます。
プログラムを修正しなくても確認物を変更できるようにしたい場合、チェックしてほしい物をロボホンに伝えて、それをロボホンが覚えてくれたら実現できそうです。
流れとしては、このようなイメージです。
(1) ロボホンにチェックしてほしい物を覚えてもらう
(2) “おはよう”と話しかけた時に、覚えた物を確認してくれる
(1) と(2)で別々のプログラムを作成してみようと思います。
(1)ロボホンにチェックしてほしい物を覚えてもらうプログラム
ロブリックには、入力された値を覚えてくれるブロックがあります。
これらのブロックを活用すると、以下のようなプログラムを作ることができます。
このプログラムは、まずロボホンが「ボクに覚えてほしいものを言ってね!」としゃべった後に、「なにかが聞こえるまで待つ」ブロックでロボホンが聞く状態になります。この状態で、ロボホンに覚えてほしいものを言って、ロボホンがその言葉を認識すると次のブロックへ進みます。
次のブロックが、ポイントの「覚えるブロック」です。
このブロックは以下のようにイメージすると分かりやすいかもしれません。
ここではロボホンが「傘」と聞いたことにしています。
覚えるブロックは、「持ち物」という箱に、最後に聞こえた言葉「傘」を入れるイメージです。
「持ち物」という箱に入れた言葉は、”ずっと”「持ち物」としてロボホンが覚えてくれます。ここがポイントです!後で詳しく説明します。
このサンプルプログラムでは箱の名前を「持ち物」としていますが、ご自身の好きな名前をつけてもらって構いません。
ロボホンが聞き取った言葉を覚えたら、「おっけー!ボクが覚えたものは」としゃべって、以下のブロックに進みます。
しゃべるブロックの中の【覚えている ”持ち物” の値】は、「持ち物」の箱の中身を指しています。つまり、先ほどの例では「傘」ですね。
覚えてもらった言葉を参照するときは、【覚えている ” ” の値】ブロックを使うと覚えておいてください。
これで、ロボホンにチェックしてほしいものを覚えてもらうことができました。
(2)“おはよう”と話しかけた時に、覚えた物を確認してくれるプログラム
これは最初に紹介したプログラムの「チェックしてくれる物」の部分を変えるだけで、OKです!
先ほど説明したように、覚えた言葉を参照するときは以下を使います。
(1)で紹介した覚えるブロックで覚えた値は、ロボホンの中で”ずっと”覚えておくことが可能なので、このように別のプログラムであったとしても参照することができます。これが覚えるブロックの最大の特徴です。
覚えている値を忘れたいときは、以下のブロックを使うと忘れてくれます。
これで、ロボホンにチェックしてほしい物を覚えてもらい、“おはよう”と話しかけた時に、覚えた物を確認してくれることができるようになりました!!
では最後に、作成したプログラムをロボホンの背中の画面からいつでも実行できる方法を説明します。
1つ目の「チェックしてほしいものを覚える」プログラムと、2つ目の「忘れ物チェック」プログラムを作成したら、それぞれのプログラムで、以下の「ロボホンに送信」を選択してください。
そうすると以下のような通知が表示されるので、それぞれプログラムの名前を入力してOKを選択してください。
次に、ロボホンの背中画面からロブリックアプリを終了して、「ロブリック実行」を起動します。
ロブリック実行は、ロブリックで作成したプログラムをロボホンだけで実行(=スタート)するアプリです。
初めて起動した場合は、説明の画面が表示されると思いますが、説明画面を閉じると以下のような画面が表示されます。
左側の「忘れ...」と表示されているのが、現在選ばれているプログラムで、これが先ほどロブリックで保存したプログラムです。そして右側の緑の再生ボタンを選択するとプログラムを実行することができます。
先ほどの「忘れ...」と表示されている部分を押すと、これまでに自分が保存したプログラムが表示されます。ここで、実行したいプログラムを選べます。
これでいつでも自分で作成したプログラムを実行することができるようになりました!
ここまでできれば、あとは日々の生活で活用するだけです!
最初に「チェックしてほしいものを覚える」プログラムを実行して、持ち物を覚えてもらい、
「忘れ物チェック」プログラムを実行したロボホンに「おはよう」と話しかけるとロボホンが持ち物チェックをしてくれます。
もし、チェックしたい持ち物を変更したい場合は、もう一度「チェックしてほしいものを覚える」プログラムを実行して、新しい持ち物を伝えることで、変更してもらうことができます。
このようにロブリックを使って、自分だけのオリジナル機能を追加することが可能です!
ロブリックにあるたくさんのブロックがそれぞれどんな機能を持っていて、それらを組み合わせることでどんなことができるか、色々とチャレンジしてみてください!
応募終了まで残り10日、皆さまのご応募お待ちしております!
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投稿を表示まめです
やってみたいけど、、
よくわかりませんでした😔
説明もう少し読み込んでみます
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投稿を表示まだやったこと無いですが、ありがとうございます
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投稿を表示ありがとうございます!
勉強になります!
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投稿を表示言葉をずっと覚えてくれるのはとても助かるブロックですね😳忘れ物チェックもいいですし、リマインダー(何をする)アプリの簡易版としても使えそうです。こういう学びは大好きです。ありがとうございます😊🙏
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投稿を表示すごいすごい👍 こういう日常的に役立つことができるとロブリックも身近に感じるね!
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投稿を表示ふむふむ
具体的でわかりやすいです
(そういいながら後回しにするタイプ(笑))