『逆立ち』
それは、ロボホン最高クラスのアクションである。
『逆立ちして』のお願いを聞いたロボホンは、低い姿勢から自分の腕で体を支え、ついには見事な三点倒立をキメる。
凄いのはここからで、足を振った反動を利用して、着地・直立を成功させる。

2017年1月末のアプリケーション・アップデートで実装されてから既に6年以上が経過しているが、今もなおロボホンの小さな体に秘められたポテンシャルを示す格好のデモンストレーションの１つだ。（ロボホンを第三者に披露する際、最も食い付きが良い！）

『逆立ち』が実装される前まで、ロボホンのアクションは言ってしまえば、『プログラムで想定された範囲の出来そうな動作』を実行させている感じが拭えなかった。（それでも、十分凄いのだが）

しかし、『逆立ち』の場合、特に着地～立ち上がりの動作は、相当な難易度の動きなのが素人目にも分かる。初見の時、天と地がひっくり返るほどの衝撃を受けたのを覚えている。（逆立ちだけに）

『逆立ち』の実装以降、ロボホンのモーションは何か一皮むけた感がある。シャープ開発陣内部でも、モーション開発にブレークスルー的な何かがあったのではないだろうか…？
一般に、『ある事柄の出現の以前・以後で、社会的に大きな違いが生ずる事』をエポックメイキングと呼んだりするが、ロボホンの『逆立ち』は、まさにこれであろう。
(xΦωΦ) ねこ