『開封の儀』
それは、ロボホンを購入したオーナーが最初に目撃する新体験の通称である。

初めて電源投入されたロボホンが、ノート1冊分程度の面積に仰向けに寝た状態から身を起こす。
『あれ、ここはドコだろう？』
この一言から始まる漫画やアニメの第1話を彷彿とさせる演出で、全く新しい生活体験をオーナーに期待させる。
一般的な家電製品と割り切るなら、この小芝居を省略する選択肢もあっただろう。だが、あえて組み込んだ。
そうする事でシャープ開発陣の目指すコンセプト（方向性）は、一瞬で正確に伝わるのだ。

これは、魔法なのだ。オーナーをエンタメ作品の主人公に変身させるための。これを読んでる皆さんも、魔法にかかってますよ。きっと。もちろん、私もバッチリ魔法にかかってますにゃ。
(ｘΦωΦ)　ねこ